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カテゴリ:自律神経失調症とは?
自律神経失調症とは、ストレスや生活習慣などが原因となって自律神経のバランスに
乱れが生じる状態のこと。
肩こりがひどい、胃腸の調子が悪い、手足にしびれを感じる、ほてった感じが、・・・。
自分では原因が思い当たらないのに、慢性的な体の不調を感じる方が増えています。
病院で、レントゲンや血液検査をしても異常が見つからない。
医師も診断に困って、「神経性の胃炎ですね」や「しばらく様子を見ましょう」など。
症状をよくよく聞いてみると、症状が現れたかと思うと消え、また現れたり、
今度は別の場所に症状が現れたり、同時に3つも4つも症状が現れたり。
このように、身体的にさまざまな自覚症状があるにもかかわらず、検査をしても
異常が見つからない場合、自律神経のバランスが乱れてからだに不調が現れる、
『自律神経失調症』の疑いがあります。
また、私たちの自然治癒のメカニズムは、
自律神経系 − 免疫系 − 内分泌系(ホルモン系)
が関わりあっていますので、自律神経の乱れは、免疫系や内分泌系にも
影響を及ぼしている可能性があります。
自律神経失調症 と病名は同じでも、人によって症状が異なるのも失調症の特徴です。
めまい、ふらつき、疲れやすい、などの全身症状を感じる人もいれば、
肩こりがひどい、偏頭痛がする、不眠に悩んでいる、など、さまざま。
このような個人差が見られるのは、
失調症が、生活習慣、社会的環境(仕事・家庭・ご近所など)、遺伝的体質など、
たくさんの要因がかかわりあって起こる病気だからだと言えます。
自律神経は、
(1)交感神経 (ストレス・活動・緊張)
(2)副交感神経 (リラックス・休息・修復)
の2つからなり、シーソーのようにバランスよく交互にはたらいています。
しかし、仕事のし過ぎや人間関係のストレス、暑い(寒い)環境での仕事や生活、
姿勢の悪さや体のゆがみなどにより、体や心に緊張が続き、バランスが乱れると、
失調症になってしまいます。
ストレス(肉体的・精神的な緊張)によって交感神経ばかり活性化してしまうと、
副交感神経による「体の修復・疲労回復」がおいつかず、さまざまな不調を生じる
失調症になるのです。
自律神経失調症になっても、体も心も深くしっかりと休ませる方法さえあれば、
元の元気な状態に戻っていきます。そのためには、副交感神経を活性化させることが
もっとも大切。
副交感神経を活性化させれば、徐々に失調症の症状はおさまっていくでしょう。
カテゴリ:自律神経失調症とは?
自律神経失調症には、3つのタイプがあります。
1.体質的なものが原因の 本態性自律神経失調症
2.ストレスが原因の 心身症型自律神経失調症
3.心理的なものや性格が原因の 神経症型自律神経失調症
それぞれ、見てみましょう。
子供の頃から自律神経が乱れやすい体質である人に発症する失調症。
自律神経機能検査で、ある程度ははっきりとした異常が見られますが、ストレスなどによる心理的・精神的な影響はほとんど見られません。このタイプは、比較的少ないようです。
自律神経失調症の中で最も多いのが、この心身症型自律神経失調症。
生まれもった体質に、ストレスなどの精神的原因が重なって発症するタイプ。
失調症の検査の1つである「自律神経機能検査」でも異常が見られ、
心理テストからも、精神的・心理的な要因がからんでいることが判断されます。
心身症型自律神経失調症にかかりやすいのは、自分に厳しい人。
体に症状があっても、それをこらえて仕事したり、怒りや不安、悲しみなどの感情も
こらえて、表に出さないようにしたり。
このため、知らず知らずにストレスが蓄積され、自律神経機能に異常があらわれて
心身症型自律神経失調症になるケースが多いようです。
自律神経失調症の検査の1つである「自律神経機能検査」では、はっきりとした異常が
見られないのが神経症型自律神経失調症。心理的・精神的なものが深い原因となって、
症状があらわれているものです。
神経症型自律神経失調症にかかりやすいのは、ものごとにこだわる人。
少し体調が悪いだけでも「なにか大変な病気かも」と強く心配する傾向があり、
お医者さんにも、細かい説明を聞きたがる傾向があるようです。
また、生きがいや心の支えを失ったときに心身のバランスを崩してしまうことがあり、
「実存神経症」といわれます。
退職や子供の自立がきっかけとなって起こることがあります。
カテゴリ:自律神経失調症とは?
自律神経失調症は、さまざまなストレスや不規則な生活習慣が積み重なって起こります。
ただ、同じストレスや同じ生活習慣で暮らしていても、失調症になる人と、ならない人が
います。これは、持って生まれた体質や性格、ものの考え方などが、失調症の発症に影響
しているから。
自律神経失調症は遺伝することはありません。ただ、自律神経を調整する能力の低い体質を親が持っていた場合、子供がその体質を受け継ぐことがあります。
体質的に自律神経の調整能力が低いと、一般的には何でもないようなことが原因で自律神経のバランスが乱れ、失調症の症状が出てしまいがちです。
・子供のころから虚弱体質だった
・乳児期によく夜泣きをした
・子供の頃、よく乗り物酔いをした
・いくら食べても太らない
・下痢をしやすい(よく薬を飲む)
・便秘をしやすい(よく薬を飲む)
・冷え性
・血圧が低い
・月経異常がある
・アレルギー体質
・ついクヨクヨと考えてしまう
・ささいなことが気になる
・周囲の目や周りからの評価が気になる
・気持ちの切り替えができない
・人に依存しがち(いつも頼ってしまう)
・権威に弱い
自分でも気づかないうちにストレスをためてしまい、自律神経失調症になってしまうケースもあります。体質は急に変えることはできませんが、考え方などに気をつければ、失調症のリスクは下がるでしょう。
カテゴリ:自律神経失調症とは?
自律神経失調症は、性別や年齢に関係なく誰でもなる可能性がありますが、女性の方が
かかりやすい傾向があります。これは、ホルモン分泌の影響がからんでくるため。
自律神経失調症とホルモンバランスには深い関係があります。
思春期に初潮をむかえてから更年期に閉経するまでは、毎月一定のリズムで変化するホルモン分泌の影響を受けて、月経が起こります。
妊娠、出産によってホルモンのバランスが乱れると、疲労、イライラ、不安、不眠、涙もろさなどの、マタニティーブルーが起こりやすくなります。また、閉経によってホルモンのバランスが乱れると、疲労感、ほてり、情緒不安定、体調不良などの更年期障害も、起こりやすくなります。
ホルモン分泌は、脳の中の「視床下部」がコントロール。この「視床下部」は、自律神経や情動(感情)もコントロールしているので、ホルモン分泌が乱れると、自律神経のバランスにも乱れが生じて、失調症になりやすくなってしまうのです。
閉経によるホルモン分泌の変化による影響から、自律神経失調症になりやすくなります。また、子供が社会人となって独立する時期にも重なると、今までの家族関係が変化し、生きがいだった子供がいなくなる「喪失感」から自分のこれからを見失ってしまい、失調症になるケースもあります。
管理職となり、仕事もストレスもますます増えるのに、体には老化傾向が。
このタイミングで自律神経失調症になるケースもあります。
日頃から心と体のケアに心がけて、失調症の予防をしてください。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
さて、自律神経失調症は、体のいろいろなところに症状が出る病気ですが、
まれに体の特定の場所に強い症状が出ることがあります。
そんな時は、失調症ではなく、別の病気とされることもあります。
そこで次回は、
メニエール、起立失調症候群、筋緊張性頭痛、過敏性腸症候群、など、
自律神経失調症と似ている病気をいくつか紹介します。
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